こんにちは、속초어때 (Sokcho Eottae) です。開天節 (개천절) の朝6時、束草 (속초) は14度で、少し雲のかかった空です。連休初日に束草海水浴場へお越しになる方から、よくいただく質問があります。「大観覧車は撤去されると聞きましたが、今乗れますか?」結論から申し上げると、今日も乗れます。ただし、この施設の運命を分ける控訴審が進行中で、次の裁判が10月28日水曜日に決まっています。今日から25日後です。半月前に裁判部が自ら束草ビーチを訪れ、1時間30分にわたって現場を確認してから初めて開かれる裁判ですので、ここまでの経緯と残りの手続きを整理してお伝えします。
今乗れるのは「執行停止」がかかっているからです
束草市は2024年6月25日、大観覧車の事業者に行政処分11件を一度に下しました。開発行為許可の取消、工作物築造届出の受理取消、用途変更違反の是正命令、大観覧車と搭乗棟の解体命令および代執行の戒告、公有水面の占用・使用許可の取消と原状回復命令などです。処分どおりであれば2年前に止まっていたはずですが、事業者が訴訟とともに申し立てた執行停止を裁判所が認め、運行が続いてきました。
山場は今年の初めにありました。1月21日の一審(春川地裁江陵支部 行政1部)で事業者が敗訴し、一審段階の執行停止の効力は、宣告後30日にあたる2月20日まででした。その前日の2月19日、控訴審を担当するソウル高裁春川裁判部 行政1部が「回復しがたい損害が生じるおそれがあり、処分を停止しても公共の福祉に重大な影響はない」という理由で、執行停止を改めて認めました。そのため、控訴審の結論が出るまでは大観覧車は回り続けます。
- 規模: 高さ65m(マンション20階ほど)、6人乗りキャビン36台、1周約15分
- 開業: 2022年3月、民間投資による総事業費92億 KRW
- 来訪: 年間約100万人が訪れると報道
9月18日午後2時、裁判部が束草ビーチに立ちました
現場検証は、7月15日に開かれた控訴審の第2回弁論で決まりました。事業者側が申請し、束草市は必要ないとの意見を出しました。裁判部は、許認可過程の違法性の有無が核心の争点である以上、大観覧車の位置と形態を直接見る必要があるとして、申請を認めました。こうして9月18日午後2時から1時間30分にわたり、裁判部と双方の関係者が束草海水浴場一帯を回り、検証は非公開で行われました。
この場で束草市が指摘した問題は、大きく4つと伝えられています。
- 高圧電気施設まで備えた施設なのに、仮設建築物として許可が出たという点
- 大観覧車と搭乗棟が公有水面を侵して設置されたという点
- 文化・集会施設が半分以上でなければならないのに、実際にはカフェなど集客施設の割合のほうが大きいという点
- 浸水や集中豪雨の被害があった地域であり、安全上の問題があるという点
事業者側は、これらの主張に一つずつ反論したとのことです。事業者の基本的な立場は当初から変わっていません。束草市から許認可を受けて誠実に事業を進めてきたのに、今になってその許認可を取り消すのは不当だというものです。許可を出したのも、取り消したのも束草市であるという点が、この事件を複雑にしています。
一審はなぜ束草市の主張を認めたのでしょうか
論争の出発点は、業者選定過程での特恵疑惑でした。監査院は、束草市が指針に反して公募指針書を公告し、評価方法を特定の業者に有利になるよう変更したと指摘しました。続いて行政安全部の監察で許認可過程の違法事項が摘発され、市に対して違法性の解消と関係者の懲戒が求められました。2024年6月の処分11件は、その後続措置でした。
一審の裁判部は、束草市が行政手続法の定める方式どおりに聴聞を進めたとみました。また、大観覧車が娯楽施設を置くことのできない自然緑地地域にはみ出して設置されているため、解体以外には法令が守ろうとする公益を回復する方法がないと判断しました。事業者が違法性を知っていたか、重大な過失により知らなかったという指摘も判決に盛り込まれました。控訴審でこの判断が維持されるのか、現場を直接見た裁判部が異なる見方をするのかが焦点です。
10月28日に大観覧車が止まるわけではありません
日付だけを見て誤解される方が多いので、はっきりさせておきます。10月28日は第3回弁論期日です。双方が現場検証の結果をめぐって主張を続ける日であり、判決を言い渡す日ではありません。判決の日はまだ決まっていません。
- 旅行者の方: 10月末の紅葉旅行の際も、搭乗そのものは裁判と関係なく可能とみられます。年末以降のご予定であれば、その間に判決のニュースが出ていないかご確認ください。
- 住民・商店主の方: 控訴審の判決が出ても、敗れた側は大法院に上告できます。実際に撤去するかどうかが確定するまでには、さらに時間がかかる可能性が高いです。
永郎湖 (영랑호) の浮橋が撤去手続きに入ったのに続き、大観覧車まで裁判にかけられているため、「束草のランドマークが相次いで消えるのではないか」という声も出ています。ただ、浮橋はすでに結論が出た事案で、大観覧車はまだ争っている最中ですので、二つの事案を同じ段階とみることは難しいです。
この連休に乗るなら、今日と明日の日中がおすすめです
今日の束草は最高気温20度、降水確率0%、波の高さは0.4mで穏やかです。気象庁は、3日まで全国がおおむね晴れると予報しました。4日夜から5日午前にかけては、中部地方を中心に突風と雷を伴う雨が予報されており、5日には東海 (동해) 上の波が波浪特報の水準まで高くなる可能性があります。大観覧車は気象状況によって運行が調整される施設ですので、振替休日の5日月曜日に先送りするより、今日か明日の日中に乗られるほうが安全です。
- 時間帯: 今日の日の出は06時22分で、日は夕方6時6~7分ごろ雪岳山 (설악산) の方向に沈みます。日没の20~30分前に乗ると、片方の窓からは夕焼けに染まる雪岳の稜線が、反対側からは海が見えます。
- 服装: 朝14度、日中20度と寒暖差があり、ビーチは風のためさらに肌寒く感じます。列に並ぶ間に羽織れる上着をご用意ください。
- 営業時間・料金: 週末と祝日は午前10時前後に始まると案内されていますが、天候によって変わります。訪問前に現地の案内をご確認ください。
- 移動: 속초어때のリアルタイムデータでは、早朝6時現在、東明港 (동명항) と灯台ビーチ (등대해변) が日の出を見に来た人出で非常に混雑しており、미시령로 (Misiryeong-ro)・동해대로 (Donghae-daero)・설악산로 (Seoraksan-ro) がいずれも徐行です。雪岳文化祭 (설악문화제) の2日目である今日は、午後2時と5時にロデオ通り (로데오거리) でパレードがあるため、市内を通る場合はその時間帯を避けるのがよいでしょう。
- 海: 水温は22.2度とまだ温かいですが、海水浴場は閉場しており、ライフガードはいません。足をつける程度でお楽しみください。
今日は、束草の大観覧車が今も運行している理由と9月18日の現場検証の争点、10月28日の裁判の意味を見てきましたが、お役に立ちましたか?次回はさらに役立つ情報をお届けします。




