こんにちは、속초어때(Sokcho Eottae)です。9月17日木曜日の夜10時、束草(속초)は気温20度、雲が少しかかった涼しい夜です。降水確率は0%で、미시령로(Misiryeong-ro)・동해대로(Donghae-daero)・설악산로(Seoraksan-ro)の3つの進入道路はいずれも順調です。ところが、この時間でも大浦港(대포항)展望台、外甕峙港(외옹치항)、青草湖(청초호)の3か所は「混雑」と表示されています。平日の夜にもかかわらず、海辺や湖畔を歩く人がかなり多いということです。
今夜のお知らせは海や天気ではなく、「祭りを見る人」から「祭りをつくる人」になるチャンスについてのお話です。속초문화관광재단(Sokcho Munhwa Gwangwang Jaedan)が運営するN38食文化祭りアカデミーが参加者を追加募集しており、締め切りは9月21日月曜日です。今夜を除くと金・土・日・月の4日間が残っていますが、秋夕(チュソク)の連休(9月24~27日)の直前なので、今週を逃すとそのまま過ぎてしまいがちです。
N38食文化祭りアカデミーとは、どんな講座ですか
名前についている「N38」は北緯38度線を意味します。束草・高城(고성)・襄陽(양양)は38度線付近に隣接する3つの地域で、雪岳山(설악산)と東海(동해)を共有し、失郷民(北から避難してきた人々)の文化と食文化を分かち合ってきました。속초문화관광재단はこの3地域を一つの文化圏としてまとめる「N38束高襄広域文化圏事業」を進めており、今年は全国地域文化優秀事例で文化協治分野の最優秀賞(文化体育観光部長官賞)も受賞しました。今回のアカデミーはその事業の延長線上にあります。
ポイントはシンプルです。自分たちの町にある食の物語を見つけ、住民が自ら小さな祭りにしてみることです。講義を聞くだけで終わる課程ではなく、チームを組んで現地を調査し、祭りの題材を発掘し、プログラムを設計して企画案を発表するという順序で進みます。
- 講座期間: 9月16日 ~ 11月4日
- 講座時間: 毎週水曜日 午後1時30分 ~ 5時30分、全8回
- 参加費: 無料
- 募集対象: 地域文化と祭りに関心のある満18歳以上の束草・高城・襄陽の住民
- 追加募集締め切り: 9月21日(月)
教室の外で行うことのほうが多いです
この課程が目を引く理由は、実際の祭りの現場に入ってみるという点です。公開された計画によると、参加者は次のような現場経験をすることになります。
- 安東国際仮面舞踊フェスティバル(안동국제탈춤페스티벌)現地視察: 今年の祭りは9月24日から10月4日までの11日間、安東(안동)駅一帯と仮面舞踊公園、旧市街、河回村(하회마을)で開かれます。全国でも指折りの大型祭りが、どのように動線を組み、人を集めているのかを直接見る機会です。
- 襄陽松茸・鮭祭りのブース運営参加: 2026襄陽松茸鮭祭り(양양송이연어축제)は10月16日から18日まで、襄陽南大川(남대천)の河川敷一帯で開かれます。来場者として行くのと、ブースの内側に立ってみるのとでは、まったく違う経験です。
- 11月 チーム別モデル祭り: 講座で練った企画案を、実際に小規模な祭りとして開催してみます。
- 12月2日 成果共有会: チームごとの成果を分かち合う場で課程が締めくくられます。
講師陣も理論と現場をバランスよく組み合わせています。祭り企画者のイ・スジョン氏・イ・メラン氏、고성문화재단(Goseong Munhwa Jaedan)のキム・インソプ事務局長、食文化研究者のコ・ヨン氏、地域文化企画者のイ・テソン氏が参加します。修了すると修了証が発行され、地域の祭りへの参加機会やチーム別モデル祭りの実行支援も受けられます。
なぜ「食」で祭りをつくるのでしょうか
束草を訪れる旅行者に聞くと、ほとんどの人が一番の目的に食を挙げます。イカスンデ、アバイスンデ、ムルフェ(刺身の冷製スープ)、コダリ冷麺、タッカンジョンのように、名前を聞いただけで思い浮かぶメニューがたくさんあります。しかしこれらの料理の背後には、咸鏡道(함경도)出身の失郷民が青湖洞(청호동)に定着し、故郷の料理を海の食材に置き換えてきた歴史、東明港(동명항)と大浦港の漁業の物語、鶴沙坪(학사평)の大豆畑のような生活史があります。
問題は、こうした物語のほとんどが食堂の壁に掛かった額縁一枚や、店主の記憶の中にしか残っていないという点です。料理は消費されても、物語は伝わりません。今回のアカデミーが「現地調査」と「題材発掘」を前段階に置いた理由はここにあります。たとえば、次のような企画が考えられます。
- 青湖洞の路地で失郷民1世の名節料理を住民が再現し、旅行者が一皿ずつ味わう路地の宴
- 東明港の早朝の競りから昼の食卓まで、魚一匹が移動する経路をたどって歩くグルメ動線
- 束草・高城・襄陽の同じ食材が町ごとにどう違って料理されるのかを比べる「38度線の一膳」
もちろん上の事例は理解を助けるための例にすぎず、実際にどんな祭りが生まれるかは参加チームが決めます。ただ、住民が持つ記憶がそのまま企画の材料になるという点で、束草に長く住んでいる方ほどむしろ有利な課程です。
申し込み前に必ず確認したい3つのこと
1つ目、水曜日の午後に時間が取れるか確認してください。 平日の午後1時30分から4時間行われるため、会社員の方には簡単ではありません。逆に、水曜日が定休日の自営業の方、退職後に地域活動を探している方、休学中の大学生、育児の合間に時間を作れる方には、時間帯がよく合います。
2つ目、すでに始まっている課程であることを考慮してください。 講座は9月16日開始の日程なので、追加募集の参加者は初回以降に合流することになります。また来週は秋夕の連休(24~27日)と安東の祭り期間が重なる時期なので、授業がどの水曜日にどのように行われるのか、申し込みの際に運営事務局に併せて問い合わせておくとよいでしょう。
3つ目、居住要件があります。 対象は束草・高城・襄陽の住民です。束草に旅行で来られた方は、残念ながら参加対象ではありません。その代わり、10月の襄陽松茸鮭祭りや11月のモデル祭りの会場で、住民がつくった成果を直接ご覧いただけます。
申し込み方法
- 속초문화관광재단のホームページのお知らせから申込書をダウンロードしてメールで提出するか、案内されているNaverフォームで申し込むことができます。
- 締め切りは9月21日(月)です。週末は問い合わせへの回答が遅れる場合があるので、気になる点は明日(18日金曜日)の業務時間内に運営事務局へ先に確認しておくほうが安心です。
- チーム活動が中心なので、家族や近所の人、同じ町の商店主と一緒に申し込むと、題材発掘の段階がずっとスムーズになります。
今夜と明日の束草の状況をひと目で
アカデミーのお知らせのほかに、現在の束草の状況も簡単にまとめます。속초어때が確認した夜10時時点のデータです。
- 天気: 現在20度、雲少なめ。今日の最高24度・最低18度、降水確率0%。夜の海辺の散歩には薄手の上着が1枚あれば十分です。
- 海: 水温23.2度、波高0.7m。空気より海のほうが暖かい夜です。ただし海水浴場は8月末にすべて閉鎖され、ライフガードがいないため、入水は控えてください。
- 混雑: 大浦港展望台・外甕峙港・青草湖は混雑、束草港・켄싱턴호텔 설악(Kensington Hotel Seorak)・東明港は普通。静かな夜の散歩をしたいなら、青草湖より東明港のほうがずっとゆったりしています。
- 交通: 미시령로(ソウル方面)・동해대로(海岸・市内)・설악산로(雪岳方面)はいずれも順調です。
- 今週の文化イベント: 今日開幕したミン・ジュンギュ写真展が22日まで続き、19日(土)には「씨네테이블(Cine Table)」の初上映があります。
まとめると
束草の祭りはいつも観光客を迎える側でしたが、今回の課程は住民が舞台裏に入り、自ら場をつくってみる経験です。無料で、大型祭りの視察、実際のブース運営、自分の企画で開くモデル祭りまで続くという点で、地域活動に関心があった方にとってはめったにない機会です。水曜日の午後に時間が取れる束草・高城・襄陽の住民の方は、月曜日の締め切り前に一度申込書を開いてみることをおすすめします。
今日は9月21日に締め切られる束草のN38食文化祭りアカデミーの追加募集と、今夜の束草の状況をお伝えしましたが、お役に立ちましたか?次回もさらに役立つ情報をお届けします。




